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どんなシートを使う?種類や違いについてご紹介します!

皆様こんにちは、樹サインです!
今回は、看板やサインを製作するうえでは欠かせない「シート」についてのご紹介です。
普段街中などでよく目にするものが多いと思いますので、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。



シートとは?

看板・サインの業界でよく使われている「シート」。
種類も使用方法も様々ですが、総称でシートと呼ばれています。

主に使われるのは大きく分けて4種類。
・カッティング
・塩ビシート
・インクジェット

それぞれ特徴が全く違うので、用途によって使い分けます。
それでは見ていきましょう!

カッティング

はじめから色や柄が付いている薄手のシートです。
なかにはテント地に貼れるような糊の強いものもあります。
裏紙をはがすとシール状になっており、機械でデータ通りにカットしてお店のロゴマークや案内ピクトサインなどをガラスやアクリルに貼ったりします。
車に社名や電話番号を貼れば、会社の宣伝としての効果も。
屋内用・屋外用と、ものによって耐候性も違うので貼り付ける場所によって使い分けています。

カッターやハサミで自由にカットすることも可能なので、車のステッカーや推し活うちわのデコなど個人用としても使えますね!


↓カッティング施工事例

塩ビシート

カッティングのシートも主な素材は塩ビですが、このような厚手のシートを「塩ビシート」と呼ぶ傾向があります。
まれに「ダイノックシート」と呼ばれることもあります。
※「ダイノック」とは3M製の化粧フィルムの名称のことで、他にもアイカ工業「オルティノ」やタキロンシーアイ「ベルビアン」などメーカーは多数ありますが、ダイノックが一番なじみがあるからかも?

こちらのシートは、シート専用の「プライマー」という糊を塗ると木工にも貼ることができるので
台や棚・扉に貼ったりと、DIYやリフォームにも適しています。
もちろん塩ビシートも機械でカットが可能。
木目や石目・メタリックに単色など、画像の他にもいろいろな柄や材質を表現したものがたくさんあるので、お店やオフィスのイメージに合わせることができます。
柄に合わせてツヤ感も違うので、ただのベニヤ板をツヤツヤの大理石調に変えることも可能!可能性が広がります~!
こんなシートがあると初めて知った時は、不要な端材をもらっていろんなものに貼っておりました(笑)

シートによっては熱を加えると柔らかくなり曲面も貼れるので、ヘルメットを全面木目柄にイメージチェンジできる
職人さんもいるとか…。
※加工したヘルメットは現場で使用不可なので要注意です!!


インクジェットシート

カッティングとは違い、PCで製作したデータをインクジェット出力するシートです。簡単に言うと大きいプリンターですね。
もともとのシートが白や透明なので、グラデーションや写真・イラストなど自由にレイアウトすることができます。
カッティングは色ごとにカットをしなければなりませんが、インクジェット出力は色数も関係なく一気に印刷ができます。
もちろんこちらも機械でカットが可能!余計な余白をなくしてガラスに貼ると見栄えも良くなります。
※「専用待合室」の画像は、インクジェットシートをカットしてからガラスに貼っています。

表面にはラミネートという加工機で印刷面をコーティングします。
耐候性を上げたりUVカットなどの効果がありますが、ツヤツヤにしたりマットにしたりと見た目の仕上げも選ぶことができます。

糊が付いていないシートもあるので、ポスターやタペストリーなども製作可能です。




まとめ

店内・オフィスの内装や、看板の仕上げとして使用される「シート」。
貼り替えも可能なので、様々な場面で多用されます。
弊社ではそれぞれの特徴を用途にあわせて選定し、提案・製作を行っております。
不明点や疑問点がありましたら、是非お気軽にご相談下さい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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