チャンネル文字の種類徹底解説!箱文字とカルプの違いも教えます!
チャンネル文字とは厚みのある立体的な文字で、店舗やビルの看板などさまざまなシーンで使用されています。
「箱文字」や「立体文字」としても知られ、LEDの進化で種類も多くなりました。
そこで今回は、私たちの街を彩るその多様な種類について、一緒に見ていきましょう。
目次
チャンネル文字の由来
「チャンネル文字」という用語自体は、文字の形状にされた「チャンネル」(溝や空間)に由来しています。
このチャンネルは光源を収めるためのもので、文字が明るく照らされることから、業界用語として定着しました。
現在では光の入らない箱文字もチャンネル文字として定着しております。
内部が空間って意味なのね
チャンネル文字の基本概念
結論を先に話しますと、チャンネル文字とはステンレスや亜鉛鋼板などで作る、金属の立体的な文字です。
発砲ポリスチレンフォームで作る「カルプ文字」や、ステンレスなどで作る「切り文字」アクリルなどで作る「樹脂文字」とは違います。
店舗やビルの顔として大切な役割を担うチャンネル文字、その概念を理解することで選び方に自信が持てるようになります。
チャンネル文字=板金のBOX文字のことか
どれも正式名称が無いから、看板業者さんでも曖昧になる時があるのよね💦
LEDを使用したチャンネル文字
LEDを使用したチャンネル文字は、内蔵したLEDライトによって文字が発光するタイプです。キャップ式の「フチあり」タイプと「フチなし」タイプがあり、それぞれに異なる魅力を持っています。
左側:キャップ式(フチあり)はステンレス板金に黒塗装仕上げ
右側:フチ無しステンレスHL(ヘアーライン)素地になります。
LED照明を利用する事は、長寿命であり消費電力も抑えられるため、メンテナンスやコストの観点でも優しい選択です。店頭やビルの夜間の視認性を大幅に高め、目を引くデザインを実現します。LEDの明るさや色を調整することで、ちょっとした雰囲気の変化も楽しめます。
バック(背面)が光るチャンネル文字
バックライト文字は、文字の背部にLEDを配置し壁が光るタイプのチャンネル文字です。文字の輪郭が際立つため
上品でスタイリッシュな印象を与えます。店舗の外観や雰囲気を損なうことなく、柔らかい影の効果でシックな演出が可能です。
バックライトは、昼間は文字を引き立て夜間は壁面を優しく照らします。ちょっとしたディテールで、店舗の印象を大きく変えます。
背面を光らせるために、文字を少し浮かせて取付るのよ
フロント(正面)が光るチャンネル文字
内照式チャンネル文字で一番多いのが「アクリル正面発光タイプ」。
中型から大型は「フチあり」、小型は「フチなし」スタイリッシュなチャンネル文字があります。
選別方法として
アクリルの伸縮が大きくなる屋外で使用する、中型以上の文字は、アクリルを固定する「フチあり」
屋内などアクリルの伸縮が少ない、文字高さ550mm以下のサイズは「フチなし」文字が適しています。
フロント&バックが光るチャンネル文字
フロントバック発光文字は、正面と背面を光らせることで、さらなるインパクトを持たせることができるチャンネル文字です。
前述しました文字の機能が複合した、高級感のあるチャンネル文字です。このタイプの文字は、正面と背面のLED発光色を変えることで店舗にあったオリジナルな演出が可能です。
前後で色が違うのって綺麗だよ
チャンネル文字の素材のバリエーション
チャンネル文字の素材には、主としてステンレス製が多く使用されます。ステンレス製は加工しやすくサビにも強い、耐候性に優れ鏡面やヘアーラインなど美しい光沢が特徴です。亜鉛鋼板製はコストパフォーマンスが良いのですが、亜鉛メッキなので溶接など加工が難しいのが特徴で。溶接が難しく、古くは半田で固定していた時期もありましたが、10年くらいで剝がれるてしまいます…材料は安いが加工時間が長くなるため、メリットが少なく近年では減っています。
チャンネル文字などで使用するLED豆球タイプ、砲弾型LED球
LEDの進化は、丸型サイン球付きのチャンネル文字にもデザインや機能にも 大きな変化をもたらしました。
LEDは明るく長寿命。白熱球のような球切れも少なくなりましたので、ランニングコストも低減できます。
装飾する分コストは上がりますが、球のピッチなど変えて使用する量を減らしても 従来品と遜色ない明るさを表現できます。
側面穴あきチャンネル文字
LEDで光る文字を目立たせるために効果的な仕様として、側面に小さい穴が開いているチャンネル文字を紹介します。LEDテープライトがチャンネル文字の側面からキラキラと輝く様子は、幻想的でありながら視認性も高く、目新しいので目を引きます。
カルプ文字の種類
カルプ文字は、発砲ポリスチレンフォーム(カルプ素材)を使用して作られる立体文字で、その軽量さと加工のしやすさからさまざまな用途で活躍します。厚みも10mm、15mm、20mm、30mm、50mmといった複数の選択肢があり、視認性を考慮して選ぶことができます。正面はシート貼り・側面は塗装も可能なので、この特性がカルプ文字の柔軟性に富んだデザイン性を生み出しています。安価な素材なので古くから人気のある文字です。
カルプ文字について更に詳しくご紹介
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箱文字の種類
箱文字は、その名の通り立体的に製作された文字です。この場合カルプ文字も立体的な文字なので、チャンネル文字?カルプ文字?どちらの種類になるの?と迷う方が多くいると思います。
「箱文字」という言葉は、一般的には内部に空間を持っているBOXになります。
チャンネル文字の由来でご説明した通り、「チャンネル」(溝や空間)なので、看板業界ではチャンネル文字の種類を指している方が多くおります。
まとめ
チャンネル文字について詳しく見てきましたが、その種類や素材の多様性から選択肢が多くあることが分かります。
曖昧な言葉や紛らわしい表現も多く、看板を選ぶ際には素材を確認すれば間違えることも少なくなると思います。
この記事を通じて、皆様がチャンネル文字の選定に少しでも役立てれば嬉しいです。
どのような小さなことでもお気軽にご相談ください。
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